🏗️ 階層見積の使い方 建設業向け
← トップへ戻る階層見積とは?
通常の見積書は「項目名・数量・単価」の平坦なリストですが、階層見積は
工事費 → 工種 → 科目 → 細目 → 細々目 の最大5階層でツリー構造にできる建設業向け機能です。公共工事の工事内訳書や、原状回復工事の詳細な内訳が必要な場面で使います。
📄 通常見積を使う場面
退去立会い・小規模修繕・単発クリーニング等、10〜20項目以内の平坦なリストで足りる場合
🏗️ 階層見積を使う場面
原状回復工事・リフォーム・新築・店舗内装など、工種ごとに小計を出したい・内訳を整理したい場合
- 1) 階層見積を作成する
プロジェクト詳細ページの「🏗️ 階層見積作成」ボタンから起動します。案件情報(物件名・住所)は自動でセットされます。
※ 新規作成画面の見出し下にあるラジオで「通常/階層」を切替もできます(新規時のみ)
- 2) テンプレートから始める(おすすめ)
エディタの「📋 テンプレートから」ボタンで用途に合った雛形を選択できます。
- 🔧 原状回復工事 — 退去後のクロス張替・クリーニング・補修(18項目)
- 🏠 内装リフォーム — 解体→木工事→仕上→設備(19項目)
- 🏡 木造住宅新築 — 仮設→基礎→外装→設備→諸経費(21項目)
- 🏪 店舗内装 — 軽鉄→仕上→什器→看板(18項目)
数量・単価はサンプル値です。実際の案件に合わせて調整してください。
- 3) 階層を操作する
+ 行追加 同じ階層に新しい行 + 子行追加 選択中行の子階層に新しい行(自動的に選択中行をカテゴリ化) → 子へ / Tab 階層を1段深く ← 親へ / Shift+Tab 階層を1段浅く ↑ / ↓ / Alt+↑/↓ 行の上下移動 Enter 入力欄外: 同階層に新規行追加 右クリック 行上でコンテキストメニュー(複製・削除 他) 📁 / 📄 カテゴリ(子合計表示)と明細行の切替 - 4) 単価マスタ・CSV・立会い結果から取込
- 💰 マスタから: 登録済みの「歩掛(単価マスタ)」から項目を検索して挿入。カテゴリ別・検索機能あり。
- 📥 CSV/Excel取込: Excelで作成した階層見積を貼り付けで一括取込。ヘッダ: 階層・項目名・数量・単位・単価・原価単価・備考。
- 立会い結果読込: 現地立会いの異常箇所を自動的にカテゴリ別・部屋別でグルーピングして階層配置。
- 📤 CSV出力: 現在の階層見積をExcel対応CSV(BOM付きUTF-8)でダウンロード。
- 5) 原価管理(💰 原価表示)
ツールバー「💰 原価表示」をONにすると、原価単価・原価金額・利益率列が表示されます(社内向け、PDFには出力されません)。
- 利益率 20%以上 = 良好
- 利益率 10-20% = 要確認
- 利益率 10%未満 = 赤字リスク
- 6) 保存・PDF・送付・参照コピー(通常見積と同じ)
階層見積も通常見積と同じフローで利用できます:
- 見積書を保存: ステータス「下書き」で保存
- PDF出力: 階層構造のままPDF化(カテゴリは強調表示)
- 顧客に送付: 既存と同じ送付フロー。顧客側では階層インデント表示
- 参照して新規作成: 既存階層をコピーして新規見積を作成
- 承認後→請求書生成: 階層構造を保ったまま請求書に引き継ぎ
関連マニュアル
💡 ヒント
- 案件数が多い工事はExcel原稿→CSV取込で一気に入力
- 同じ工事を繰り返す場合は「参照して新規作成」で既存階層を流用
- 社内で単価マスタを整備すると入力時間が激減します
- 階層を深くしすぎると見積書が冗長になるので、実務では3階層程度が標準